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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


何度、その名を呼んだだろう。

届かない想い。

その先になにもない想い。

だけど、断ち切ることもできない。

だってあの人は…

あまりにも俺の心に痕跡を残しすぎて…

気づかない罪を俺の心に刻んで、今日もあの人は笑う。

決して俺のものにはならない微笑み。

あの人にまつわる全てのものに嫉妬しながら、俺は今日も生きてる。

なにも手に入らないことを知りながら。

それでもやめることができない。

今日もあの人への想いで作った籠の中から、あの人を見つめる。

ただ、それだけ…

それが俺の日常。

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