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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第5章 ロザリオ


アヴェ・マリアの流れる中、ベッドに横たわる愛おしい人を見遣る。
白いシーツに横たわる姿は、受難後のイエスのようで。
真っ白な身体、血の気のない頬。

冷たい頬を手で包むと、小さく身じろぎした。
焦点の定まらない目で俺を見上げる。

…そう…

それでいい。俺だけを見て…?
お前の瞳には、俺だけが映っていればいい。
他のヤツなんて、映しちゃだめだよ…?

愛してる…
愛してるよ…



だから、目を閉じて。


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