第4章 ヴェニット
「ねえ…言って?いいの…?俺たち…このまま…」
「あ…やだ…耳…だめ…」
「和也…言って?お前が欲しい…」
俺も起き上がってニノにキスすると、頬を両手で包んだ。
「ニノ…一緒に、気持ちよくなろ?」
「相葉さん…」
ニノはぎゅっと目を閉じると、そのままきゅっと口を引き結んだ。
しばらく見てると、真っ赤な顔してこくんと頷いた。
「…シて…?」
思わず智の顔を見た。
智も俺の顔を見てた。
二人でごくりと唾を飲み込んだ。
「俺も…あなたたちが…欲しい…」
ニノが小さい声で呟く。
「ずっと…欲しかった…」
俺と智に手を伸ばして頭を引き寄せる。
「好き…」
そう言って俺と智の唇に、キスをした。
「二人とも…好き…」
ニノの息がどんどん荒くなっていく。
「俺に触って…?」
また涙を零して、ニノは俺たちを抱きしめた。
「和也…」
智ががばっとニノを抱きしめて、激しいキスを始めた。
「嬉しい…和也…嬉しい…」
「ん…あ…大野さん…」
俺も我慢できなくなって、そこに飛び込んだ。
「んんっ…」
キスって3人でもできるんだね…
いやらしく舌を絡ませながら、俺達は服を脱ぎながら絡みあった。