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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


「そう、だね…」

おーちゃんは起き上がると、こてんと俺の胸に頭を預けた。

「二人で振られるなら、怖くないかな…」

じっと何かを考えているようだった。
そっと頬を手で包んで、おーちゃんが俺を見るのを待った。

「相葉ちゃん…?」
「ん…?」
「一緒に、居てくれる?」
「…おーちゃん…」
「ずっと、一緒に…」
「うん。俺、どこにも行かないよ…おーちゃんと居る」
「ありがとう…」

目を開けると、にっこり微笑んだ。
天使みたいな笑顔に、思わずキスをした。
どうしよう…彼氏できちゃった。

「んふ…相葉ちゃん、よろしくね?」
「おーちゃん…よろしくね…?」

ちゅっちゅっと何回もキスする。
さっきよりも何倍も、何十倍も甘い気持ちになった。
胸のあたりが、温かい…

「やべ…」
「ん…?」
「さっきの、続きしてもいい…?」
「ふふ…しよっか…」

そっとおーちゃんをベッドに横たえると、ローションに代わるものを探した。
天然成分だけのフェイスオイル…
あれならいけそう。
洗面所まで行って持ってきた。
手にとってみたら、トロトロと滑る。
いけると思って、おーちゃんに笑いかけると、おーちゃんも綺麗な微笑みを返してくれた。

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