第4章 路地裏の花【一松】
ほんの数秒だったけど◯◯の唇の感覚がすげぇ柔らかくて気持ち良かった。
唇から離れると◯◯はほんのり頬を赤らめていた。
その姿が堪らなく可愛く見えて俺の頭の中で何かスイッチが入った。
一松「ねぇ◯◯、もっとしていい?」
◯◯「ちょっ、ここはダメ!」
一松「‥じゃあ今すぐ◯◯ん家行こ。」
◯◯「えっ?家狭いし掃除してないからあんまり綺麗じゃないし‥それにまだ家は早いんじゃないかなぁ‥?」
◯◯が少し困ってる様子だけど今の俺にはそんな事関係なかった。
一松「うん、関係ない。だから早く行こ。◯◯ともっとキスしたい。」
◯◯「‥なっ!」
こんなに自分が積極的になるとは思ってなかったけど、こうなった以上歯止めがきかなくなりそう。
家に着いたら覚悟しろよ、◯◯。