第2章 王様ゲームをしよう【全松】
◯◯「あ、私だー!」
ニコニコしながら◯◯は手を挙げた。
どんな命令をしてくるのかドキドキしながら全員は◯◯をじっと見ていた。
「それじゃあねー、1番と4番がお菓子と飲み物買いに行くー!」
おそ松「うわ、俺4番ー。」
トド松「えー、僕1番だよー」
ほぼ同時に俺とトド松が言った。
◯◯「だってゲームするならお菓子と飲み物は必要でしょ?はい、いってらっしゃーい!」
おそ松「命令というかパシリに近いじゃねぇかよー!」
ブツブツと文句を言いつつ俺とトド松はコンビニに向かった。
おそ松「なあ、トド松。」
トド松「なーに?おそ松兄さん!」
コンビニで適当にお菓子と飲み物を買った帰り道、気になっていた事を聞いてみた。
おそ松「なんで王様ゲームなんかしようと思ったわけ?」
トド松はニコニコ、いやどちらかと言うとニヤニヤしながら答えた。
トド松「そりゃあもちろん◯◯ちゃんに何かしらアピールとか出来たらなーなんて思ったからに決まってんじゃん!」
‥やっぱりな。考える事は同じって訳か。
おそ松「じゃあなんであくまでも健全って言ったんだよ!なんでもありの方がもっとすげー事出来んじゃん!」
トド松「そうなんだけど、もしなんでもありでいろんな事しちゃったらさー、今回だけになっちゃうし下手したらもう◯◯ちゃんが家に来なくなる事だってあるんだよ?今まで築き上げた信頼をぶち壊したら最悪じゃん?だから先に言っといたって訳!」
おそ松「確かにそうだなー。お前ドライモンスターだと思ってたけど◯◯に関しては本当、慎重なんだなー。」
トド松「まあねー!僕だって本気だからね、おそ松兄さん。」
おそ松「あぁ、俺だって本気だし!お前になんか◯◯はやんねーからな!」
トド松「僕だって譲る気なんてないからねー!」
話している間に気がつけばもう家に着いていた。