第7章 夏合宿〜2日目〜
「お前ら
そろそろ宿に戻るぞ」
雪泉先輩の一言で宿へと向かった
「真紀〜
ご飯より先に風呂だって」
「うん!
ありがと優!」
「いいよ〜
ってか腹減ったのになぁ
ご飯食いて〜」
「あれだけ動いたからね〜
私もお腹すいてきたよ〜」
優と何気ない会話をして別れた。
「ふっ♪ふっ♪ふ〜ん♪」
鼻歌まじりに私は、お風呂に向かう。
1番風呂は私が貰った!
ガラッ!
勢いよくお風呂の戸を開いた。
「あれ?真紀ちゃん?」
「なっ!?
菜城先輩…!?どうしてココに?」
「それはこっちのセリフだけど…
それよりさ?真紀さん?
そろそろ出てもらわないと
俺…色々とヤバイんですけど…」
珍しく余裕のない菜城先輩だ。
お風呂のせいか、顔が真っ赤だ。
ふと、菜城先輩の言った事で思いだした。
自分がタオル1枚だということを…
「すっ…すみませ〜ん!」
自分の顔が真っ赤になるのが分かる。
菜城先輩は顔を真っ赤にして
手で顔をおおっている。
「いいから…
俺…みてないし…
俺しかいない…から…
はやく…!」
「すみませんでした〜(泣)」
走ってその場から立ち去ろうとした瞬間
扉の向こう側から声がした。
嘘でしょ…