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君と空

第7章 夏合宿〜2日目〜


やっと
優と菜城先輩から逃げれた。

「千尋先輩…
なんかすみませんでした」

「別にいいよ…
気にしてないから…」




夏合宿2日目の練習がはじまった。

今日は体育館が借りられたらしく
室内での練習になった。

今日も練習メニューは
キツイようだ。

「じゃあ10分休憩!」

「ウッス!」

私は
1人1人にタオルとドリンクを渡していく。

「優!お疲れ!
はい!タオルとドリンク!」

「サンキュ」

「千尋先輩も!
……キャッ!!」

「おっと…
大丈夫?」

何もない所で転ぶとかダサすぎる…
しかも千尋先輩が支えてくれた。

「はい!
ありがとうございます!」

「気おつけて…
ケガでもしたら大変だから…」

顔を真っ赤にして、足早に去っていった。

チラリと優の方をみると
菜城先輩も優と並んで、
一緒にほっぺをふくらませていた。

「なんで千尋ばっかなんだろうね」

「ホントですよ
神ケ谷先輩ばっかり…」

菜城先輩と優がコソコソと話している。

何の事かは全く分からない。

「休憩終わり!
練習はじめんぞ!」

雪泉先輩の声が体育館に響いた。

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