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4.1【完結】

第4章 4.1


私が病院につくと、彼は固くなっていた。だけど、綺麗な顔をしている。

「ねぇ。嘘でしょ?エイプリルフールの嘘だって言ってよ。許してあげるから!」

泣きぐしゃるあたしにだれかが肩を叩いた。
「彼が残したあなた宛の手紙です。」
「…」
その先生の声は暖かかった。

その手紙を読んで私は号泣した。
そしてこの真実を、彼が私に残したこの真実をまだ受け止められずにいた。


ごめんね。気づけなくてごめんなさい。不甲斐ない彼女でごめんなさい。


ただそれは確実に真実だったんだ。
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