第7章 謹賀新年。
「へぇ〜そうなんだ」
「私たちの場合、年はあまり変わりませんので…セブルスからどうぞ。私が最後に飲みます」
「…知識は自分で掴み取るものだ」
「分かってますよ!」
言うと思ってた!と笑いながら、キラはセブルスに杯を渡した。
「…新しい年を祝って」
セブルスはそれをぐいっと飲み干した。
「ちょ!セブルス、全部飲んだら駄目ですよ!」
「あぁ…つい」
「量少ないもんね〜。気持ちわかる」
ダモクレスがケラケラ笑いながら、セブルスの手から杯を取る。
「ま、一人一杯ってことで」
「そうですね、そもそもお屠蘇でもないし」
「そーそー」
そうして、一人一杯のウィスキーをあおった後は普通に酒盛りが始まって。
三人は昔話に花を咲かせた。
end