• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第57章 願わくば花の下にて恋死なむ


「待って…二宮っ…」
「ごめんなさいっ…止まらないっ…」
「俺はっ…まだっ…」
「知ってる…知ってるよそんなの…」

松本教授の両腕をベッドに押し付けたまま、馬乗りになっていた。
息が荒い。
心臓がバクバクしすぎて口から飛び出しそうだ。

「代わりでいいから…」
「え…?」
「……俺を……櫻井教授の身代わりにして…?」

思ってもみない言葉が、俺の口から飛び出した。

「二宮…」
「あなたを…抱きたい…」


突然、松本教授の身体から力が抜けた。
ゆっくりと目を閉じると、一筋涙が溢れ落ちた。

「…いいよ…」
「…え…?」
「抱いて…?二宮…」

ゆっくりと俺の名前を言ってくれた。

「…抱いて…」

長いまつげを伏せたまま言うと、俺を見上げた。
まっすぐで、綺麗な瞳だった。

体中の水分という水分が沸騰して…

男同士でどうやってセックスなんてやるかわからないまま、とにかく教授を裸に剥いて、体中にキスをした。

思っていたとおり、白くて透き通るような肌は俺の手に吸い付いて…
肌という肌に触れて、唇を貪った。

腿に、熱の塊が当たってる。
キスしながらそれを握り込むと、教授の身体が弓なりに撓った。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp