第56章 傾城屋わたつみ楼
あとがき
この作品は、はりん燈汰さんと美嘉さんに贈るために書きました。
もうおわかりかと思いますが、お二人のコラボ作品『びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす』の中の「かりそめの遊艶楼」のオマージュ作品でございます。
ところどころ、設定をお借りしてお話を作りました。
このお話を公開するに当たって、快くご許可いただき、ありがとうございました。
お二人は、グレイやヘブシュガでリクエストを書かせていただいておりますし、美嘉さんには私の読者リクエストを書いていただいたこともあります。
はりんさんが、この度サイトを卒業されるということで、何か餞にと思って、この作品を書かせていただきました。
のさまじょ版「かりそめ遊艶楼」はいかがだったでしょうか。
お二人の作品は200ページ近くあるので、とても及びませんが20ページの中にぎゅっと私の思いを込めました。
私の書いた「傾城屋わたつみ楼」では、主役は智と翔。
引き回しの雅紀や、最後に出てきた朽葉ちゃん、名前だけだと紫蘭ちゃんと、全員出すことができました…よかったw
傾城というのは、”城をも傾ける”と書きます。
君主の寵を受けて、国(城)をも傾けるということから、「美人」とか「遊女」のことを指します。
お二人の作品では、呼び方など工夫を凝らしていらっしゃいますが、私の方ではストレートに女性に見立てておいらんとか敵娼とかと実際に使われていた言葉をそのまま使用しました。
ひねりなくてごめんw
はりんさん、美嘉さんの「かりそめ遊艶楼」続編の連載はまだ続いております。
未読の方は是非、ご覧くださいませ。
とっても素敵なお話でございますよ。
はりんさん、このサイトを去られてもどうかお元気で。
アカウントも消されるということなので、相当の覚悟なのだなと思っております。
引き止めることはできませんが、またもし戻っていらしたらお知らせくださいね。
そして美嘉さん、これからも一緒に頑張りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
のさまじょ
2017.5.14