• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第56章 傾城屋わたつみ楼


グツグツと煮えたぎる血を抑えるのに必死だった。
乱暴に突き刺してしまいたいのを堪えて、ゆっくりゆっくりと智の中を進んだ。

「は…ぁ…しょ、さま…」
「智…」

すっぽりと智の中に入ってしまうと、暫く動けなかった。

「翔さま…?」
「ごめん…気持ちよすぎて、もう出る…」
「…嬉しい…」

気持ちよくしたいのに…
一緒に気持ちよくなりたいのに…

俺のそんな気持ちがわかったのか、智は俺の手を取ると智自身を握らせた。

「ご自分でするように…して…ください…」
「智…」
「もっと…名前…呼んで…?」

泣き出しそうな顔をしながら、俺を抱き寄せる。

「どうしたの?悲しいの…?嫌だった…?」
「違う…違うの…」
「智…?」

手の中の智が熱く膨らんだ。
それが嬉しくて、手に力を入れる。

「あっ…あ…」

少しだけ仰け反るように身体を跳ねさせた。
同時に、ぐっと中に力が入って追い出されそうになる。
慌てて腰に力を入れて突き出すと、手の中の智が汁を垂れ流し始めた。

「智…気持ちいい?」

こくこくと頷きながら、必死に声を堪えてる。

「声を聞かせて…智…」

もっと甘い声が聞きたくて、手を動かし始めた。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp