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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第52章 【Desire】24 ゆなゆさまリクエスト


生命の豊穣の源であるニライカナイにやってきて、もう半年以上になる。

最初の三ヶ月は月ヶ浜にあるリゾートホテルに泊まっていた。
綺麗だし、快適だし…

だけど車がないとやっぱり不便だってことになって借りた近所のレンタカー屋さんのご主人がとってもいい人で。
長いこと車を借りているうちに、意気投合して島のいろんなところを案内してもらえた。
お礼をしようとしても、お客さんだからと受け取ってもらえない。

そうこうしてるうちに、そのお宅ではこじんまりとした民宿を営んでいるというのを聞いた。

早速宿を尋ねると、とても雰囲気がいい。
夜だったから、ライティングにも凝っていて。
室内はこじんまりとしてるけど、清潔で居心地がよさそうだった。
中庭に沿って二部屋ある。
ちょうど今はオフシーズンで、予約は入っていないという。

リゾートホテルの半分以下の値段で泊まれるし、この二部屋を借り切ってしまえば、翔とふたりで気兼ねなく過ごせる。

レンタカー屋のご主人に相談すると、ぜひそうしろということで、早速宿替えをすることになった。

月ヶ浜から歩いていける距離。

ゆったりと、時間が流れていた。

俺の身体の症状も、だいぶ落ち着いてきていた。
この調子でいったら、来年には職場復帰できるなというと、凄く怒られた。

なんでだよお…

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