第8章 7つの針
エオリアの家に入るとすぐ
イオニアは化粧をし始める
すると………
グラグラグラ!!!!
地震??いや地鳴りのような感じ?
何が起こったの!?
ちょっと!エオリア!?どーしたの??
身体が!消えかかってるよ!?
ねえ!イオニア!これはどういう事?!
オソヘの城の針が抜かれた?
何?何?意味がわからないよ!!!
エオリア!!教えてよ!
エオリアはボクに形見を残して
消えてしまった
ねぇ。イオニア。
どういう事なの??
君たちマジプシーってなんなの?
困惑するボクにイオニアは話し始めた
この島は特別なパワーを持っている
【ドラゴン】によって
守られているらしい事
ドラゴンは人間にコントロール出来る
レベルじゃなくて
マジプシーの先祖が7本の針をうって
眠らせた事
その針を時が来て針を抜く力を持った者が
現れるまで守るのが
マジプシーの役割だという事
オソヘの城への地下通路を走りながら
ボクはその話を聞いていた
針を抜けるのは
それもまた特別な力を持った者たけで
針を抜いた者のココロが
ドラゴンに移されると言う事
そしてその特別なパワーと言うのが
ボクの覚えたPKKINGだと言う事
そして………
針が抜かれると
針を守っていたマジプシーは………
消えてしまうと言う事。
………ねぇ。イオニア?
君もいつか消えちゃうの??
不安に見つめるボクにイオニアは
「別にどうって事ない。それが運命だ」
と、笑う。
………強いんだね、君たちは。
え??イオニア??どうしたの??