第6章 イカヅチの塔
ヤストモの記憶では
たまごは【ヒトシラズのたに】の土くれの中
急いで。と思ったけど
ボクらは一度タツマイリへ戻る事にしたんだ
ウエスさんにヤストモを会わせてあげたかったし
タツマイリに戻ればヤストモの記憶も
早く戻るかも知れないから
皆で電車でタツマイリへ
相変わらず【シアワセのハコ】とブタマスクの
独占状態のタツマイリ
ウエスさんの所へ急ぐ
ウエスさんは照れくさそうだったけど
とても喜んだんだ
うん、先を急ぐから、長居は出来ないんだ
でもコレで少しは安心出来たでしょ?
次は………そうだ!ヤストモとアルが
初めて会ったオソヘの城へ行こうか?
何か寂れてしまった城を上へ上へと登っていく
オバケ達もどこかやる気がない
そんな中1つの部屋から
異様な位の負のエネルギーを感じる
こわごわ中へ
部屋は家具が飛び交ってひどい有様。
え?、前にもこんな光景を見た事あるの??
うわぁ!ユックリ話す暇なんかなく
イヤな音が鳴り響く
ちょっと!静かにしてください!!
ボクが言うと、中心にいた男が怒って
襲い掛かってきたんだ!
何なんだ?!その辺にあるものを
片っ端から投げつけてくるし!
とっても強いんだ!!
ヤストモの【さいみんふりこ】で
動きを止めて思いっきりぶったたく!
アル!!コイツのディフェンスとオフェンスを
PSIで下げてよ!
ボクはみんなのソレを上げるから!
ギンとヤストモの直接攻撃
ボクとアルのPSI
4人で力を合わせて
ボクらは勝ったんだ
あの男(パッションさんというらしい)が
居なくなって部屋は静かになり
上から?靴??ヤストモに似合いそうだし
もらっていっちゃおっかな
結局ヤストモの記憶は戻らなかった
残念だけど先を急ごうか