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僕の視線の先に

第13章 聖なる夜に





「…かわいい…」



小さな指輪が入っていた。
小さな青い石が、ついている。




「手、出して…」



え、こういう時って、
右?左?
いきなり左は図々しい…?
私が戸惑っていたら



「…左だよ」



私の左手を取って、
薬指にはめてくれた。



凄く心が温かくなるのが
わかる…



でも…




「…ユウスケ。指輪のサイズ、ぴったりなんだけど…何で?」




ユウスケは、
ナイショだよ、と
私を抱き寄せて、
またキスをしてくれた。




「イブに間に合わなくて、ゴメン。」





うぅん…ユウスケが無事で良かった。
ユウスケがいてくれるだけでいい。





「ユウスケ…ありがとう。」





病室の外から見える夜空に、
星が見えた。




「ホワイトクリスマスじゃなかったな。」


「来年は、田舎の方で、ホワイトクリスマスだね。」



あっちじゃあ、ロマンチックじゃないけど。


二人で笑い合った。




そして、ゆっくりと
長いキスをした。







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