第1章 桜
始業式も終わり、
校舎全体、
入学式の準備に切り替わる。
「帰りに本屋寄ってくか…」
3年は、代表の奴らしか
入学式には参加しないから
僕らは帰される。
ひとまず、教室に戻った。
何だか女子が騒いでる。
うるさいなぁ…
早く帰ろう。
騒ぐ女子の間から
朝見かけなかった女子がいた。
何だ、早速遅刻かよ。
鞄を机に乗せ、
ホームルームを待った。
まだ女子は騒いでる。
本当、女子って
話すの好きだよな。
チラ、と
視線を向けた。
「あ。」
アイツがいる。
思わず、声が出てしまった。
「ユウスケ!」