• テキストサイズ

僕の視線の先に

第7章 長い夏






「やっぱり浴衣って、色っぽいよな。」


ケイタがニヤニヤしてる。




確かに。
久しぶりに会う奴らもいるから
余計に、そう見えるのかもな。
まぁ、久しぶりでも、
僕は前からあまり話さなかったけど。




準備も終わり、
みんなでお祭りに向かった。
早めに集まっても、
さすがに陽が落ちて
すっかり暗くなった。
参道から上がった
階段の上の境内が
夜店の明かりに包まれていた。





中学最後の
カナと二人で見た花火
夏の夜を思い出す。





僕らの前を歩く女子の中でも、
カナは背が高いから一際目立つ。
中学最後の夏よりも、
大人びたカナ。
もう遅れ毛を止めるピンはなかった。









/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp