第17章 僕達の一歩
「ユウスケ先輩、ヒトコトお願いします。」
「…え?ヒトコト?」
「現部長では締まりませんからね。」
ミカは意地悪く笑って、稲葉を見た。
稲葉も苦笑いだ。
ミカも言うようになったもんだな。
「…えっと。」
僕は姿勢を正した。
みんな。今日までありがとう。
最後の最後まで、こういう場で
一緒に活動したいと言ってくれて、
本当に嬉しいです。
色々心配を掛けてしまったけど、
本当にありがとう。
今日を精一杯演じきりたいと思う。
いい芝居をしよう。
今日は、よろしくお願いいたします。
僕は、みんなの顔を1人1人見た。
「さぁ、行こうか。」
僕らは控え室を出て、舞台に向かった。