第8章 雅紀の告白
智『あぁっっ…侑李…』
侑李『大野さんっっ…気持ちいいっっ…』
智『最高だよ侑李の身体…愛してる…』
侑李『あんっっ…あぁっっ…俺も愛してるっっ…』
智『お前だけだよ侑李っっ…』
侑李『はぁっ…あっっ…あの…櫻井って子は…?』
智『あんなのっ…一時の気の迷いだっ…勝手に向こうが夢中になっただけだよ…ウザかった…侑李だけだよ…』
侑李『嬉しいっっ…あんっっ…』
智『あぁっっ、イくっっ…中に出すよっっ…』
侑李『ちょうだいっっ…全部俺の中にっっ…あっっ…』
智『あぁっっ…イくっっ…あ、あっっ!!』
雅紀「翔ちゃん…翔ちゃん!!」
「ん…」
目を覚ますと…知らない白い天井が目に入る。
そして心配そうな顔で…顔を覗き込む雅紀の姿。
雅紀「良かった…やっと目覚ました…」
「………雅紀…?」
今のは…夢…?
雅紀「翔ちゃん…3日も意識戻らなかったんだよ。あの日…家帰る途中で倒れてそのまま病院に入院したんだ。肺炎おこしたんだよ」
「………」
あの日…?
すると一気に記憶が…蘇って来る。
そうだ…俺…智くんに逢いたくて家まで…。
でも…逢えなくて…。
逢えない所か…智くんは…もう俺の事忘れてた。
新しい恋人が居た。
俺とはしなかった事を…あの人とは経験してた…何度も…。
「っっ…ふぅっ…雅紀…」
雅紀「翔ちゃん…」
ぼろぼろと涙を流す俺を…雅紀は抱き締めてくれた。
雅紀「大丈夫だよ。俺が着いてるから。翔ちゃん…離れないよ」
智くんを失った俺は…雅紀にすがるしかなかった。