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雪の華【気象系BL小説】

第6章 Oasis in the desert


「み、見とれてないよ…ていうか皆の前だよ…」


智「もうバレてんだろ。なぁ松兄」


松岡「ええまぁ…。しかしぼんに恋人が居たとは」


侑李「………恋人…」


智「櫻井翔くん。おいらの恋人だ。宜しくな」


「さ、櫻井翔です。宜しくお願いします」


松岡「松岡です。以後お見知りおきを」


和「二宮です」


侑李「………知念…侑李…です…」


松岡「ぼん。櫻井さんの腕…手当てしないと腫れが酷くなりそうです。早く帰らないと」


智「そうだな…帰ろうか。翔くん立てる?」


「うん。ありがと…」


侑李「………」


智「ちょっと待ってて」


俺を起き上がらせると、智くんは松本の元まで歩いて行った。


智「悪かったな殴って」


智くんが手を差し出す。


潤「………」


仰向けに転がったままの松本はその差し出された手を殴った。


潤「………覚えとけよ」


智「………はぁ。分かり合えないのかな。おいら達」


潤「………ふざけた事言ってんじゃねぇよ」


智「ふざけてないんだけど。これからの昇龍会引っ張る為には松本組の協力も必要なんだよ?」


潤「………さっさと消えろ」


智「………はぁ。とにかく…翔くんにはもう手出さないでくれよ。頼む」


そう言うと智くんは俺達の元に戻って来る。


松岡「立派です。ぼん」


智「そんな事ねぇよ。さ、帰ろう」


智くんが俺の手を握る。


侑李「………」


智「うちにおいで。手当てしよう」


「え…でも…」


松岡「櫻井さん。巻き込んだお詫びです。手当てさせて下さい。責任持って送らせて頂きますから」


「じゃあ…お邪魔…します」


そして俺は車に乗り込み、智くんの家へと向かった。
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