第5章 Ardent Love
侑李「あっっ、あんっっ、いいっっ…あぁっっ…大野さんっっ…」
「ちょっ…締め過ぎっっ…」
侑李「だって…あぁっっ…」
おいらに抱き着きながら侑李が声を上げる。
最後だからか…今までで1番激しいセックスだった。
ベッドのスプリングの音がうるさい位…部屋に響く。
侑李「あっっ、大野さんっっ…イくっっ…大野さんのちょうだいっっ…!」
「ちょ、駄目だって…あ、あっっ…!」
侑李「あぁんっっ…!」
侑李の足ががっちりとおいらの腰をホールドし、おいらはそのまま侑李の中で果ててしまった。
「はぁっ…はぁ…おま…何してんだよ…」
侑李「あっっ…ん…だって…中に欲しかった…」
「馬鹿…腹壊すだろ」
侑李「最後まで…優しいんですね。大野さん…」
そう言って侑李はおいらに抱き着いて離れない。
「優しかねぇよ…」
侑李「ごめんなさい…無理言って…。でも嬉しかった。最後に抱いてくれて…」
「こんな奴…早く忘れろよ」
侑李「………無理ですよ。そんなの」
「………侑李…」
侑李「簡単には…忘れられません。だから…迷惑にならない様に…貴方の事想い続けます」
「………おいらよりいい奴なんて…沢山居るぞ」
侑李「そんなの…居ません」
「………泣くなよ」
侑李「………だって…」
「ごめんな」
侑李「っっ…謝らないで下さい…もっと泣いちゃう…」
「侑李」
侑李の涙が枯れるまで…おいらは侑李を抱き締め続けた。