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雪の華【気象系BL小説】

第18章 愛の歌


身体をお越し、上着を脱いで投げ捨てる。
それを見つめていた翔くんの瞳に涙が溜まる。


「翔くん…?」


翔くんの手が伸び、身体に巻かれた包帯やガーゼに触れる。


翔「ぐすっ…痛い…?」


「平気だって。大丈夫」


翔「俺の為に…ごめんね…」


「大丈夫だよ」


翔くんも身体をお越し、おいらに抱き着いた。


鼻をすすりながら翔くんは毘沙門天が描かれた背中を撫でる。


翔「毘沙門天…久し振りに見た…」


「………あの日以来…かな…」


翔「うん。ここで…見せてくれた…」


想いを伝え合った日…おいらはここで服を脱いで翔くんに見せたんだ。
でも翔くんは…一切動揺なんてしなかった。
関係ないって…言ってくれたんだよな。


「おいらこそ…ありがとう。色んな事に巻き込んで…それでもずっとおいらを想ってくれてた」


翔「智くん…」


「愛してるよ」


翔「俺も…愛してる…」


そっと優しくキスすると…翔くんは可愛く微笑んだ。


翔「智くん…俺…俺も智くんの事…気持ちよくしたい。さっきしてくれたみたいに…」


「え…」


ベルトに伸びた翔くんの手をおいらは握る。


「今日はいいよ。無理しなくていいから。また今度な」


翔「無理なんかしてない…。俺がやりたいの。智くんの事…気持ちよくしたいから…」


「翔くん…」


翔「………いい?」


「ありがとう。じゃあ…気持ちよくして?」


そして翔くんの手がベルトを外し、ズボンと下着に手をかけ、ずり落ろしていく。
おいらは腰を上げてそれを促した。


翔「………」


ズボンを床に落とし…翔くんは恥ずかしそうにそれを見つめる。


全裸になったおいらの中心にある雄のモノは…既にギンギンに主張してお腹に付く程だった。


「………いける?」


翔「うん。じゃあ…」


翔くんが顔を屈め、ゆっくりと…おいらの塊を口に収めていった。
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