第16章 体育祭
私「春ちゃーん!私、実行委員になっちゃったよ…。」
春「そんなに嫌なの?」
私「だって私に皆を引っ張って行く力なんてない…。」
不安しかないよ…
春「大丈夫だって!そんなに冷たい人いないから!それにいい経験じゃない?高校生活の大事な思い出になるよ!」
私「そうかなぁ?」
春「それに何かあったら私も力になるよ!大丈夫大丈夫!」
私「うーん。でももう決まったからにはやるしかないよね!」
春「そうそう!その調子!」
宮「泉さん。」
私「宮森くん!実行委員頑張ろうね!」
宮「…(コクッ)これ、担任からもらった。今日の集まりのこと書いてあるから目通しておいてだって。」
私「そうなんだ!ありがとう!」
宮「じゃあまた放課後。」
私「うん。またね!」
春「そういえば、京花って宮森くんと仲良かったっけ?」
私「うーん?どうだろう…。仲良いってほどでもないし、全く話したことがないわけでもないよ。」
春「そうなんだ。どうして宮森くんは実行委員やるんだろうね?クールに見えて実は熱い男だったり…!」
私「確かに…。部活にも入ってないみたいだし、今日聞いてみようかな!」