夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第5章 月と太陽(亜久津仁)完結
姫凪side
鋭い目に釘付けになる
荒っぽい口調にさえトキメク
そして側に寄ると香る
タバコの匂い。そのどれもが
僕を虜にしていく
『太一君…亜久津先輩が
冷たいの…僕のこと嫌いかな?」
「そんな事ないですよ!先輩は
誰にでもあんな感じです
僕もいつも怒られます…」
太一君は同じクラスで
お兄ちゃんの後輩でもあるから
話も合う。大の仲良しだ
『でも太一君には何だかんだで
優しいじゃん…いいな~
僕も先輩に優しくされたいよ…
仲良くなりたい~…』
「そのうちキットなれるですよ~!
くじけちゃダメです♪」
太一君がにっこりと笑う
『太一君!ありがと~~~♪
僕頑張るよ~☆』
ガバっと太一君に抱きつくと
「千石さん!皆が見てます!」
真っ赤になって叫ぶ
なんてラブリーなんだろう
お兄ちゃんもかっこよくて
大好きなんだけど
こんな反応はしてくれないし
亜久津先輩は嫌そうにするし
だから太一君の反応は
僕にとっては超新鮮だった
「あ!千石さん!亜久津先輩が
来てるです!」
太一君の声で僕のテンションは
急上昇!ホント、僕って単純(笑)
亜久津先輩の好みは
赤いルージュの似合う女だって
お兄ちゃんが言ってたし
僕も もう少し大人にならなきゃ
そんな事を考えながら先輩を
うっとり見つめる
昼休みにはきっと先輩は
屋上に行くだろう…
逢いに行っちゃおうかな
だって少しでも側に居たい