第20章 ♤♧♢♡♓七夕特別企画☆詰め合わせ

「え？」

『嫌、ですか？？』

「嫌じゃないに決まってんだろー？
俺、短冊にそれ書いた
【来年も姫凪とこれますように】
って書いた」

『じゃあ、叶いますね』

姫凪がニッコリ笑う

「じゃあ………」

『同じ事　書きましたから』

「じゃあ見せろよ！」

照れ隠しに頭をグシャグシャ乱しながら
悪態をつくと

『こう言うのは神様より
本人に頼む方が叶う気がしたんです
私のお願いを叶えて欲しいのは
神様に。じゃなくて
クロに。ですから』

ふにゃりと見た事ない位に
デレた顔の姫凪