夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第4章 ♡ヨカニセ?ブニセ?(岩泉一)完結
「チョット!岩チャン!何ボーッとしてんのさ!
サイン見えてなかったの〜?」
「あ…悪ぃ。もう一本!」
ハッとして意識を練習に戻す
一度集中しちまえば 姫凪の事を
考える余裕もなくなる
登校してくる姫凪と
会うまでは姫凪の事は完全に
蚊帳の外と言った具合だ
「ね〜岩ちゃんさ。姫凪ちゃんと
上手くいってないの?」
更衣室で及川がオレに聞く
「はぁ?なんでだよ?」
「最近姫凪ちゃん元気ないから」
「そうか?普通だろ」
「岩ちゃん!女心わかってないよ!
朝から晩までバレーばっかじゃ
その内ホントに姫凪ちゃん逃げちゃうよ!」
「今どんな時期か分かって言ってんのか?
そんなんでダメになるんなら
そこまでの関係って事だろ。」
「はぁぁ。いつか後悔すんね、その考え」
及川のため息混じりの言葉を無視して
一足先に更衣室を出た
教室に着き姫凪の姿を探す
『あれ?はじめちゃん?今日は一人?
いつも及川君と一緒なのに変なの』
後ろかよ!?
「ウゼェから置いてきた」
『相変わらず仲良いのか悪いのか分かんないね
あ、今日放課後チョット時間ある?』
「今じゃダメなのか?放課後は部活あるし」
『あー…じゃあ次の休みでいーや。
練習頑張ってね』
「おぅ、悪ぃな」
『いーよ♬試合も近いし大事な時期だもんね』
姫凪がニッコリ笑う
オレは疑いもしなかった
馬鹿正直にその言葉を信じきってた
「岩ちゃん!置いてくなんてヒドイじゃん!
あ!姫凪ちゃんオハヨ〜!」
『及川君オハヨ、あ、コレ借りてたCD
このバンドカッコイイね!』
「でしょ!オレのオススメ!今度新作出るから
それも貸したげるよ!」
『うん、ありがとー』
あんまり絡みのない二人がいつの間にか
仲良くなってる?
二人が話す光景を何となく見てる
「ちょっと〜!岩ちゃん!そんな怖い顔して
見なくても!オレは岩ちゃんの彼女に
手を出したりしないからぁ」
及川がニヤけた面でオレの肩を叩く
コイツ……ウゼェ!
それ聞いてオレは
何て返せばいーんだよボケが!