夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第90章 低温火傷にご注意を(白布賢二郎)生誕記念 完結
逆に辿って抜け出した寮の前で
力が抜けてヘタヘタとしゃがみこんでると
「うわ!なに?どうしたんだよ?」
さっき置き去りにした瀬見さん
『な、なんにも、ない、です』
ズズッと流れ落ちそうな
鼻水啜って
ボタボタ零れる涙を袖で擦る
「そっか、気をつけて帰れよ
……って!なるか!!
あ~あ振られた?」
『う、るじゃいでしゅ』
抉らないでよ…
…まだ…全然整理がついてない…
「んじゃ、俺にしとけ」
………はぁ?
『なんのギャグですか?
つまんないですよ』
「良いよ?つまんなくて」
瀬見さんが
私の身体を引き寄せて
「笑うとこじゃねぇから」
力を込めて抱き締める