夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第90章 低温火傷にご注意を(白布賢二郎)生誕記念 完結
私が独自に見つけ出した
裏ルートで
こそこそと寮に足を踏み入れ
賢二郎の部屋に滑り込む
『賢二郎!ただいまっ』
本を読む賢二郎の前に
ペタリと座ると
「ホントに来たんだ?」
本に目を落としたまま
呟く賢二郎
『来るって言ったじゃん?
あ!これ、ね!
誕プレと…ケーキ……!』
いつもに増して冷たい物言いに
尻込みしそうな心を
奮い立たせて
いつも通りに振る舞う
『あ!賢二郎、この漫画
新刊出たんだ?
読んで良い?』
ベットの上に腰掛け
枕元に置いてあった
単行本に手をかけると
「お前さ?
なんも感じねぇわけ?」
賢二郎の低い声が背中にぶつかり
ぐるりと変わった視線
一瞬何が起こったか
分からなかった頭が
「どういうつもりでココにいんの?」
覆いかぶさる賢二郎の姿で
動き出す