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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第90章 低温火傷にご注意を(白布賢二郎)生誕記念 完結


「いや…別に何も…」

『ホント無気力だよね…
買って来るって言ってんだから
ありがたく貰ってよね!』

違ぇって。

瀬見さんと出かけられる位なら
土産もプレゼントも
要らないって言ってんだよ。

それよりその時間
俺と居てくれた方が
よっぽど嬉しいプレゼントだって。

「布施…今日…は…」

今日こそ言おうと思って
開いた口は

『賢二郎?どうしたの?』

目をシッカリ覗かれて

「いや…別に……なんも」

言いたかった言葉を
喉の奥に落としてしまう

『…あっそ。
ホント賢二郎変わったね!
じゃあね!行ってきます!』

姫凪が
ため息混じりに言って
俺から離れて行く

「変わってねぇよ。
ずっと、お前が好きだって
……聞けよ、バカ。」

見えなくなった背中に
吐いた言葉は
初夏の風に吹き飛ばされた
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