夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第2章 ◎俺の素顔(忍足侑士)完結
侑士side
姫凪が意外とアッサリ
俺の元に戻ってきてくれた
勿論カナリ嬉しい
でも、もう前みたいな失敗は
したないから、なるべく
密室に二人きり。なんて
状況にならんようにしてる
後一歩触れたい気持ちを
抑えるのは結構辛いけど
可愛い姫凪の為ならと
何とか我慢してる
せやのに、最近の
姫凪は何か前と違う
不意に触れてくる指先に
俺の理性は揺るがされっ放し
その上帰り際に見せる
寂しそうな顔ときたら
妙に色っぽくて…
「あかん…我慢できんかも…」
思わず岳人に漏らす
「それって誘ってるんじゃね?」
岳人がサラリと言ってのける
「もし、違うかったらどないすんねん?」
「だよな~…」
『侑士さ~ん❤︎帰りましょう?』
「がっくん♪帰ろう♪」
姫凪とサクラが
教室に入ってきた
「「おぅ」」
カップル二組揃って楽しい下校
…やと思うやろ?
『兄様も早く♪』
「あぁ」
やっぱり居るんやな~
あいかわらず姫凪の
隣には跡部
兄離れはマダマダみたいや
やっぱ姫凪が
俺を誘ってるなんて事
あるわけない
まだ姫凪の中では
俺は兄様に勝ってないようや
「じゃ~俺たちはここでっ」
サクラと岳人が
腕を組みながら二人で
繁華街へ消えていった
またいつものスリーピース
跡部家が近づく
「ほな、マタ明日な」
姫凪に言う
『はぃ…』
ほら、この顔。ヤバイわ…
「姫凪!」
『あ…今行きます!』
跡部のチェックが厳しいのも
仕方ない。ホンマ最近の
姫凪の色気は
半端ないもんな
小さくなる姫凪の
背中を見送って帰宅すると
姫凪からLINE入った
今日ケーキ焼くので
明日 侑士さんのお家に
届けに行っていいですか?
何やて!?まさか、岳人のヨミが
当たってるんか?
やっと姫凪が…
いや…あかん…ぬか喜びかも
跡部と一緒に来るとか…
サクラも来るとか…
いやでも…もしかしたら…
いろんな考えを交差させながら
姫凪に返信した
勿論オッケー のな。