夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第86章 涙色のバースデー(烏養繋心)生誕記念☆完結
ドアを閉めて
階段を降りてると
鳴る携帯
「布施?なんだ?」
〈…運命って信じますか?〉
掠れた声が耳に届く
「な、んで?」
〈あの日…逢ったのが…
運命だったら、って
思ったから………です
烏養さんは信じますか?〉
なんだよ?それ。
「信じるって言ったら?」
〈…帰らないで…
一緒に…居て…〉
「いいのか?
そこに引き返したら
もう側にいるだけじゃ
おさまンねぇぞ?」
抱き締めるだけじゃ足らない
お前が欲しくなる
分かってんのか?
〈分かってる…お願い……
私…烏養さん…が…〉
「バァカ!待て!
すぐ行く!!」
降りかけてた階段を駆け上がり
「分かってんのか!
俺を呼び戻すって事はなぁあ!」
閉めたドアを開き中に入る
ビックリして見上げる
布施の揺れる目を
「…期待すんぞ?
この先を…」
ジッと見つめる