第86章 涙色のバースデー（烏養繋心）生誕記念☆完結

次の日
"おはよう"とか送った後
畑手伝って

昼は坂ノ下で店番　

「繋心ちゃんミリンある？」

「あ〜、ばっちゃん！毎度〜！」

ピカリと光る通知見ては
布施かな？って
ワクワクする

って！俺いくつだよ！

［これから着替えて
コンビニのバイトです
終わったら電話しますね♡］

最後の赤にニヤケる
"フリ"なんかスッカリ忘れて
恋人になった気でいた

「コーチィィ！期末試験って
なんであるんですかぁぁぁあ！」

体育館に入るなり
抱き着いてくる日向と

「俺に言うな！
俺だって受けて卒業してんだ！
なんとかなる！気合いだ！
根性だ！」

「イキナリ精神論！！」

いつも通り絡んでたら

「あれ？烏養くん？
何か良い事でもありましたか？」

「あ？」

顧問の武田先生が俺の顔を
見上げてニヤリと笑い

「いえ、何となくですが
楽しそうなので」

と、続ける