夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第84章 嘘と涙の向こうの愛(荒北靖友)生誕記念 完結
「待たねェ…
オレの体の事も考えて?
もう限界なんだけどォ?」
姫凪の耳に噛みつき息を吐くと
『…ゴメン…シンドイなら…その…』
涙目で身体を離そうとする
「そっちの限界じゃねェよ?
バァカチャン」
そう言って
指をクチュクチュと動かす
それにしても狭い
キュウキュウとオレの指を締め付けて
トロトロと指まで溶けそうな
温かい液体を滴らせてくる
甘い声と息遣いに頭がクラクラするのは
もちろん熱のせいじゃない
姫凪の匂いはオレには麻薬のようで
熱も喉の痛みも
身体のダルさも全部溶かしていった