第84章 嘘と涙の向こうの愛（荒北靖友）生誕記念　完結

荒北side

金城から
1限目は休講だから間違ってくるなよと
朝メールが来てたから
チャリでブラブラしながら
大学に向かってると
甘い匂いを追い越した

『靖友？？』　

なんでココで逢うかな…
…1番逢いたくて1番逢うと気まずい…

オレがそんな事思ってるとは知らず
無邪気に笑って話しかけてくる

甘い匂いがオレの脳に残った
昨日のオンナの匂いを上書きしていく

気まずいけど離れたくなくてメシに誘った

目の前でパスタを食べる
姫凪をボーッと見る

顔ちっせーくせに目デケェな
唇ウマそ…歯並びも歯もキレェ…

んで乳！机の上乗ってんよ！

クッソ！どこ見ても美味そう！

今までの軽率な行動を
今更ながら激しく後悔する

こんなご馳走ガマン出来て
何で今までガマン出来なかったんダヨ