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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第84章 嘘と涙の向こうの愛(荒北靖友)生誕記念 完結


「ハァ?何言ってんのォ?
 まだ終電あんだろ!」

さっきからズット我慢してる身体が
疼きそうで
咄嗟に離れる

「だぁからぁ…
帰りたくないっていってんのぉ…
ね?前みたいに仲良くしてよ?」

「ウッセ!付いてくんな!」

そいつを振り切って歩き出そうとしたオレに

「とかなんとか言って…
ムラムラしてるくせに…」

脳に届いた甘い言葉に

姫凪の笑顔と声が頭をよぎる

《良いヤツだな》って。言ってたな。

オレは誰よりヤなヤツだ

でもオレは今日も姫凪に会ったら
何食わぬ顔で側に居ようとする

汚ったね…
オレこんなきたなかったっけかなー

「荒北くん?」

「悪ぃ、盛りたいなら他当たってー」

必死に疼く身体を引き摺って
部屋に帰った

姫凪に軽い気持ちでついた嘘が
スゲェ重い。

ゴメンな、姫凪。
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