第84章 嘘と涙の向こうの愛（荒北靖友）生誕記念　完結

姫凪side

ヤバいなこれ…超気分悪いんだけど…
あんな頭来て血管切れそうになる位
怒ったの久々だったし…かなぁ。

図書館の奥の方
誰も来ないであろう席に座り
机に突っ伏す

チョット休めば治るのは分かってても
苦しいもんは苦しいし

震える手で頭を抑えた
酸素足りてない。糖分も足りてないのか？

脳が正常に動いていない。

持ってた飴玉を何個か口に入れて噛み砕いてると

「案の定へばってる」

頭の上から声が聞こえる

『…ミヤ？』

「とりあえずコッソリ口に
放り込めるモン買って来たけぇ」

『…アリガト…でも何でわかったの？』

ミヤを見上げると

「待つなら部室でも良いのに
ワザワザ図書館じゃし。
冷静っぽく見せとったけど
カナリ怒ってたけぇの。
酸素回せてないんじゃないかって
思うじゃろ？」

ミヤが呆れた顔で言って目の前に座る