第84章 嘘と涙の向こうの愛（荒北靖友）生誕記念　完結

『そんな心配しなくても…
兄妹同士で付き合ったりしちゃ
イケナイ事位、いくら私でも知ってるぞ？
バカじゃないんだから！』

ハァ？別にそこ心配してンじゃ
ナイんだけどォ？！

「ハ…？」

『私がイケナイ事をしてると思って
心配してくれてたんだろ？
ありがとう！』

「ハァァァア？！
なんでそうなんのォ！？」　

バカじゃないんだから！だと！？
バカだよ！まぢバァカ！
焦ったオレの時間返せ！

『てゆっか！
チャリ部の練習いーのー？』

「え？あぁ。今から回す」

『じゃあさ、終わったら大学の近くの
図書館に来てよ？
レポートでもしながら待ってるから』

姫凪チャンが背中を叩く