第84章 嘘と涙の向こうの愛（荒北靖友）生誕記念　完結

姫凪チャンがそれに対して
抵抗する素振りもないのもムカつく…

やっぱり姫凪チャンは
誰にでも懐こくて
部屋とかに行ってるのも
オレだけじゃなくて…
コイツラの誰かには
既にヤられてんのかなー…

つーか！オレに会いに来たんだろーが！
…て。

オレどんだけよ？
会ったばっかで友達なのかも微妙なのに

ハッ！なんの心配？
なんの詮索？
ナニ切れ？！
オレぶっちゃけキモいンじゃナァイ？！

『ふーん…で？合コン行くの？荒北？』

姫凪チャンが顔をこっちに向ける

「行かネェよ！巻き込むな！ボケナス！」

姫凪チャンは悪くないのに
ついつい声を荒げちまった

『うわっ…超イヤがってんじゃん！
どーせコイツらが無理言ったんだろー？
ゴメンなぁ…荒北ぁ…』

姫凪チャンが申し訳なさそうに言う

「べぇつにィ…」　

姫凪チャンが謝る事じゃねーし

それよりメガネから
離れてくれた方がよっぽど嬉しいっての