第77章 ♡堕天使LOVERS（松川一静）生誕記念☆完結

『…ﾊｧ…ﾊｧ…
あんな奴と喧嘩して
一静が退学とかになったら
どうすんのよ…
…怪我しても嫌…
私のせいで一静が傷付いたら
死んじゃう………！
大好き…一静居なきゃ嫌だぁ……』

離された唇から
零れる愛の言葉に

止まりかけてた
涙はまた重力と仲良く
戯れ出す

だから…涙腺どうなってるんだよ…

嬉し過ぎてどうにかなりそうだ

「死ぬなよ
お前が死んだら
俺も死ぬじゃん…
姫凪…
ごめん…俺が浮かれて
ネジ緩でたせいで
怖い思いさせた
一生かけて償うから…
俺から離れないで」

いつもなら言えない様な
恥ずかしいセリフも
考える前に溢れてくる

『ホント？償ってくれる？』　

姫凪の唇が上がり
目がキラッと光る