夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第12章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)完結
壁に押し付け
目を覗き込むと
オロオロと落ち着かない様子か
見て取れた
「大丈夫だ…怖いならすぐ止める
………怖いか?」
布施から一度手を離し問いかける
『い、いいえ…大丈夫…で…』
聞き終えるまで待てずに
布施の唇を塞いだ
先程の記憶と重なる
熱く甘い感覚
夢中で唇を重ね舌を絡める
先程と違い生徒の靴音が響くのが
聞こえてくる
布施がもし少しでも声を上げれば
聞こえてしまいそうだ
そんな状況を理解してるのか
俺のシャツを握り荒くなる息を
必死で殺している
「そんな声を殺して…
白布が来たら困るからか?」
口を離すと
俺の言葉に身体を震わせ
涙目で見上げる布施が
そこに居る
ダメだ…
止まらなければ