夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第12章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)完結
『…!!』
「じっとしていろ…俺に任せておけ…」
離された唇は再び塞がれ
角度を変えた短いキスが
私の唇に注がれる
気持ちいい…?
ボーッとする頭で
キスを受け入れながら思う
もっと…
無意識に腕を腰にまわす
「布施…?」
牛島さんの声で我に返る
自分の行動に恥ずかしくなって
慌てて離れる
「どうした?」
『いえ…あの………』
自分に湧き上がった
理解不能な感情に戸惑う私に
優しい声が届く
「慣れてないなど当たり前だ
恥ずかしい事ではない」
それでも俯き声も出せない私に
「耐性がないなら俺が作る
お前の中に埋もれている
慕情も劣情も俺が
全て引きずり出してやる…来い」
私の身体を引き寄せ
また軽く合わせるようなキス
度々口を離しては
私の目を見つめ様子を伺う