第50章 きみが振り向く時（二口堅治）生誕記念　完結

キツキツのナカが
トロトロになる前に

布施の顔が涙で
グチャグチャになった

その目には確かに俺が映ってた

程なく濡れるナカ

布施に囁く

「犯されて濡れるのな？
処女なのにエロい…最高に…
可愛くて…壊したい」

眉を下げて悲しそうな目で
俺を見て
また顔をそむける

声が聞こえなくても
言いたい事は分かった

"早く終わって"
"もうヤメて"

"アンタなんか大嫌い"

ごめんな？俺は大好きだ

予想より早く来る限界が
悔しい

抜きたくない
離れたくない

この時間だけでいい………

俺だけをオマエに移させて。