夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第12章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)完結
「賢二郎〜!と姫凪ちゃーん?」
思わず賢くんの腕を掴む
「天童さん?こっちでしたっけ?」
「ぜんぜーん!見かけたから
走ってきた!ね!若利君!」
「お前が走り出しただけだろ」
「えー?そうだっけ?…で?
こっちが姫凪ちゃーん?」
牛島さんと同じ位大きな男の人
怖くて身体が竦む
「ちょ…天童さん…コイツ…」
「知ってる知ってる!
男嫌いの姫凪ちゃん!」
「知ってるなら離れ……」
「そーやって過保護にするから
弱くなるんだよー?荒療治が
必要なんじゃないのー?」
私の手を天童さんが掴んだ
『ヤ…!やめ……!』
「俺、こわいー?」
無言で頷くと
「じゃ、若利君にパーース!」
私を牛島さんの所に押し付けた
少し汗の匂いがする
しっかりした胸板
ほんの数ミリだけ空いた隙間
もう動くなんて概念は吹き飛ぶ