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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第12章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)完結


この感情はなんだろう
愛おしく
狂おしく
そして苦しい

常にトップを
常に最強を

文武を全て兼ね備え
それが当たり前で
悩みや苦しみなど
入る隙が無かった

心揺らぐことなく
いつでも平常心が
当たり前だった
それが最近妙にざわつく

「若利くーん?どうしたのー?」

「天童か。なんでもない」 

「またあの子見てるのー?」

「ん?あの子とは誰だ?」

「しらばっくれちゃって(笑)」

最近毎日のように繰り返される会話
今日も天童がニヤニヤと校庭を指差す
その先には白布

「白布?見飽きた顔だが??」 

「違うちがーう!その隣!」

白布の隣には
朗らかに笑う女子

可愛いと呼ばれる部類の顔立ちで
ありながら彼女の笑顔は
美しく見えた

少し儚げでたまに見せる
悲しそうな顔がそれを一層
引き立てている様に思えた
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