夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第11章 ♡ヨカニセ?ブニセ?(岩泉一)続編 完結
『はじめちゃん!オハヨ!』
後ろから声がした
「姫凪…おはよう」
『どうしたの?体調悪いの?』
いつもの姫凪だ
怯えてなんかいない
「なんでもねぇよ、オマエこそ
大丈夫かよ?身体。」
『え?うん!平気だよ』
「そっか。昨日は悪かった、ゴメン」
姫凪の頭を撫でて呟くと
『全然余裕…心配してくれてたんだ…
嬉しいな』
姫凪の手がオレの手に絡む
「どーした?」
『なんでもないよ、はじめちゃん』
穏やかで甘くて柔らかい
姫凪の声で絡まってた
頭の中が少しずつ解れていく
「今日は及川が居ないから平和だな」
『あは、及川くん賑やかだから』
「なんでアレがモテんのかわかんね」
『いい人はいい人だよ』
「あ?サラッと褒めんな、ボケ」
姫凪のほっぺたを軽く抓ると
『はじめちゃんのが良い男だよ♡』
なんてフニャフニャした笑顔を見せる
やべーコイツまぢ可愛い
キスしてぇけど、それしたら
ヤリたくなるし我慢するしかねーかな
なんて久しぶりに甘い空気を味わってた
このまま気持ちは解れて
またいつも通りの日々が続く
この後及川に会ったら
【オマエの心配なんか時間の無駄だったな】
なんて言って
ケツの一つでも蹴りあげてやるハズだった
『あ、はじめちゃん、今日ね
練習前か練習後に時間ある?』
「どうした?」
『京谷くんに数学教えるんだけど
はじめちゃんも一緒に居て欲しいなって』
姫凪の言葉に緩んで溶けてた
思考が停止して固まる