夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第9章 解けない魔法(東堂尽八)完結
「次はオマエだな、姫凪」
オレの声に少し震えるように身体を揺らす
「どうした?オレの顔に何かついてるか?」
『東堂先輩…怖いです…後、コレ
外して下さい…痛くて……』
姫凪は手の自由を奪うネクタイに
目を向ける
「ナカナカの眺めだぞ?真波も
面白い事をするな…」
繋がれた手首を抑えつけ顔を近づける
『東堂先輩??』
「そのままで居ろ、お仕置きの時間だ」
姫凪の首元に唇を滑らす
『キャッ…や…ヤメて…!擽った…ぁ……』
「お仕置きだと言ったろ?反省するまで
止めんよ?」
『…ごめんな…さ…い!もう忍び…
こんだり…ンン…!しま…せ…ンから…っ!』
息のかかる首元を竦めながら
泣きそうな声でオレに応える
「そのお仕置きではないぞ?姫凪
オレ意外の男にこんな姿にされた事への
お仕置きなんだが?」
『え…あの……』
「忍び込んだ者にイチイチ仕置きしていたら
オレの身がもたんのでな、そんな事より」
姫凪の顔を自分の目に捕える
「オレをこんなに嫉妬させた罪は
ちょっとやそっとではすまんぞ?」
姫凪の制服のボタンを乱暴に
外して肌を顕にさせると
目を硬く閉じて顔を赤くする
「目を背けてはならんよ?オマエは
オレを見てなければならんのだよ?」
『東堂先輩…?』
涙目でオレを見上げる姫凪の
耳元にもう一度唇を近づけ
「オマエはオレを虜にした…
その罪は…これから一生かけて償って
貰わねばならんな」
と、囁くと
『え!?東堂先輩が…!?まさかぁ…』
「情けない顔をするな
告白された者がする表情ではないぞ?」
『だって…会ったばかりだし…』
信じられないといった顔で目を伏せる