夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第9章 解けない魔法(東堂尽八)完結
「と…東堂さん?なんで……」
「その前に…なんで此処に布施が
居るんだ?寮の規則知らないわけでは
ないのだろう?」
東堂先輩があたし達の顔を交互に
見ながら息を整える
「オレが連れ込んだんですよ
姫凪さんは被害者です」
あたしが返事に迷ってる間に真波君が
キッパリと言い切った
『チョット…真波君!?』
「そうか。なら真波は後でそれ相応の
処罰があると思え」
『東堂先輩!あの!真波君は!』
「何だ?布施?」
冷たい声の東堂先輩に声が詰まる
「…真波…少し外して貰えるか?」
「はい、しばらく走って来ます♫」
去り際こっちを向いた真波君が
「姫凪さん、今日の話覚えてます?
何でオレが姫凪さんにって話」
あたしが頷くと
「一目惚れだったんです♫でもね…
気づいちゃったんですよー。
オレ東堂さんに恋しててる姫凪さんを
好きになっちゃってたんだって」
真波君が優しく笑ってつづける
「でも諦め切れなくて…ゴメンネ?
怖かったでしょ?もうしないよ
今度こそ約束♫」
そう言って部屋を去っていく真波君を
涙無しで送る事なんか出来なかった
「…さて。次はオマエだな、姫凪」
私の側に東堂先輩が腰を下ろした