第32章 ☆キミにキイロあげよね（御堂筋翔）きいろシリーズ③完結

中学の時もマネージャーやったらしく
仕事もなかなか丁寧やったから
採用する事になった

ホンマは姫凪に
頼もうかと思ったけど

ボク以外のザクの世話なんか
させたぁないからしゃーない。

「高田鞠華です！
去年のインターハイ見てました！
御堂筋先輩メッチャ凄かったです！
宜しくお願いします！」

キラキラした目で挨拶をしてくる
人懐こそうな笑顔、誰かに似てる…

「ほーか。ま、気張りや」

「はぁい！あ！ローラーですか？
時間計りましょうか！？」

「いや…えーよ
他の人らの記録整理しといて」

「はい！あー！先輩！
ドリンク作りましょか！？
後タオルも！」

「えーから…言われた事
キチンとしよな…」

「…はぁい…」

ションボリ肩を落として
記録の整理をはじめる